初めての産業医選びで失敗しないための5つのチェックポイント
産業医の選任は、法律上の義務であると同時に、企業の健康経営を支える重要な選択です。しかし「どの産業医に依頼すればいいのか分からない」という担当者も多いはず。本記事では、初めて産業医を選ぶ方のために、失敗しないためのチェックポイントを5つ紹介します。
目次
1. 医師の実績・専門性の確認方法
まず最も重要なのが医師の経歴と専門分野の確認です。産業医の資格を持っていても、実務経験が乏しいケースもあります。可能であれば、過去に担当した業種・企業規模・実績などを事前にヒアリングしましょう。
2. 面談・巡視・ストレス対応の頻度
産業医の業務内容は「月1回の訪問」だけではありません。面談、ストレスチェックのフィードバック、職場環境巡視などが含まれます。どの頻度で、どこまで対応してくれるのかを事前に確認しておくことが大切です。
3. 地域密着 or 全国対応、どちらを選ぶ?
都市部では複数の選択肢がありますが、地方では対応可能な産業医が限られることもあります。近隣での訪問が得意な「地域密着型」か、支店や複数拠点にも対応できる「全国型」か、企業の拠点構成に合わせて選びましょう。
4. サポート体制(担当者のフォロー含む)
契約後に重要になるのが、産業医本人以外のサポート体制です。急な相談や連絡への対応、レポート作成、手続きのフォローなど、人事担当者の負担を減らしてくれる体制が整っているかを確認しましょう。
5. 契約前に確認すべき書類と条件
契約書や重要事項説明書の内容を必ず確認しましょう。契約期間・更新条件・解約時のルール・費用の内訳などが明記されているかどうかが重要です。あいまいなまま契約すると、後々トラブルになる可能性もあります。